お寺から見える山の緑が、雨降るごとに深くなっていきます。お日さまに照らされる緑がまるでトトロの映画に出てくる森のようで、自然のエネルギーに満ち溢れているのを感じます。
先日、ある方からお手紙をいただきました。そこには以前お寺のカレンダーに書いてあった言葉『いいと思ったらサッサと取りかかる』が非常に心に響いたそうで、何かをする時いつもこの言葉に背中を押してもらっていますと書いてありました。これは前住職が記した言葉。そのお手紙を読みながらなるほどと、嬉しく思いました。
私たちは生活している中で色々なことに気づかされます。その気がついたことを可能な限りすぐに行動に移してみる、これを言わなきゃと思ったら思い切って言ってみる(もちろん言ってはいけない場面もありますが)そうしますと思いがたまらず、心の風通しがよくなるように感じます。
以前流行語にもなった『いつやるの?今でしょ!』というセリフがありますが、まさに『今』の連続が積み重なっていくお互いの人生。今、気づかせてもらったことを大切にすることが、ひいては人生を大切に生きることになります。
付け加えますと仏様の前で手を合わせることも大切です。手を合わせ祈ることはいつでもどこでも気がついた時にすることができます。どうぞ今を大切に、合掌の心を持って日々をお過ごしいただければありがたいことでございます。
なむあみだぶつ
西方寺住職
2017.6. 4