2018.11.01
コツコツがコツ
今日から１１月。定義は今ちょうど紅葉が見頃を迎え、真っ赤なモミジが青空に映え大変綺麗です。五重塔の庭園はカメラを持った多くの方達でにぎわいを見せています。
お寺では５月のゴールデンウィークより土曜日曜の午後に境内案内をはじました。（行事などの都合で行わないこともあるので要確認）山門前からスタートして、旧本堂、天皇塚のご神木をおまいりして、大本堂、五重塔へと希望の方と回るお寺のツアーの様なものです。させて頂いていると、これまで知りえなかったお参りされている方の色々なお話を聞かせて頂く事ができます。
例えば長年お参りしているけど、説明してもらえて信仰心が一段と深まったという方、『おしょうさん、うちの子供に合掌の仕方を教えてやってください』という親御さん、震災で亡くなられた方の供養に毎月こられている方、はたまた６０年間毎年お参りしているという方もいらっしゃいました。本当にそれぞれの思いを持って定義にこられている事が伺い知れありがたい事だと感じております。
さて、物事を成し遂げるには日頃の積み重ねが大切だという事が言われますが、普段の努力を続ける事が難しいのが私を含めた多くの方々ではないでしょうか。『コツコツがコツ』なんて言葉もありますが、三日坊主にならないために大切なことは、４日目もすることだそうです。
お寺のお参りも、それぞれの努力もやはりコツコツと続けていくと、それまでには分からなかった違う景色を見せて頂けるものだと思います。
どうぞ１１月も、如来さまのおまもりを頂きながらそれぞれ目の前のこと、そして仏様に手を合わせる事、南無阿弥陀仏のお念仏もコツコツと努めて参りましょう。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2018.11.1
