新年あけましておめでとうございます。
今年はここ定義の境内、雪がたくさんある白いお正月になりました。さてお正月といえば一年のスタート。ぜひお参りの際は如来さまにそれぞれにご自分の念願や目標、また家族やまわりの方の幸せを祈りつつ、手を合わせていただけたらと思います。
先日『祈る』ということで興味深い記事を目にしました。それはアメリカの大きな病院での実験の記事で、治療中の心臓疾患の患者さん約400名を対象に、半分の人には本人に伝えずに見ず知らずの人に祈ってもらう、もう半分のひとには何もしないという実験です。もちろん治療はどちらも同じように行われます。
すると祈られた方の病気の回復の度合いが何もされなかった方よりもずっとよかったという実験結果だったそうです。祈る祈らないの因果関係は全く分かっていませんが、祈るという行為は効果があることが立証されたと記事は伝えていました。またそれと同じく、祈った人達も健康面での改善が認められたとのことでした。つまり祈る方、祈られる方、どちらにもよい効果があるということだそうです。
私は日々手を合わせて拝みますが、この記事を読んだ時、なにかすごく合点がいく感じがしました。手を合わせて祈る、拝むという行為は人間にとってとても大切なことなのだと感じます。
どうぞこの新年のスタート、みなさんも如来さまにしっかりと手を合わせ(定義のご本尊は阿弥陀如来さまですので、なむあみだぶつのお念仏を申しながら)明るく前向きな心持ちで生活していただけたらありがたいことでございます。
なむあみだぶつ
西方寺住職
2018.1.1