新年明けましておめでとうございます。令和になって初めてのお正月を迎えました。新たな時代の幕開けですね。ここ定義はいつになく雪があまりないお正月を迎えました。
さて、昨年の大晦日、私の知り合いのご夫婦が、お産まれになった赤ちゃんとご家族3人でお礼まいりに来られました。じょうじくんという生後6ヶ月の赤ちゃんは私を見てニコニコっと何度も笑ってくれます。なんとも可愛らしく、こちらも自然と笑顔になり、とても豊かで、ほっこりとした気持ちになりました。年の瀬にありがたいプレゼントをもらった様でした。
赤ちゃんは1日に約400回笑顔になり、それに比べて大人は1日に15回しか笑顔にならないというお話を聞いたことがあります。我々も赤ちゃんの時はきっとたくさん笑っていたはずなのに。
『笑う門には福来たる』のことわざにもある様に、機嫌よく、笑顔でいることはその人自身の状態もよくなり、その周りの人々の気持ちも明るくし、いいご縁が巡っていきます。私はこのじょうじくんに身を持って教えてもらいました。
どうぞ、新しい年もそれぞれ笑顔で機嫌よく、明るく楽しい心持ちで生活させていただけたらありがたいことです。そうは言ってもそう思えない時もあるのが我々人間であると仏教では教えていただいております。そんな時は仏さまに手を合わせて、仏さまに依(よ)りながら、今、感謝できることに心を向けましょう。
2020年が皆さまにとって良い年であります様、祈念申し上げます。
和顔合掌
西方寺 住職
2020.1.1