2月になりました。ここ定義は先月末から雪がどっさり降り積り、一面の銀世界となっています。これを書いている今朝は、日に照らされる雪がきらきらと光って凛とした景色を見ることができました。
新たな年を迎え一ヵ月が経ちました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。2月は節分、立春と本格的に新しい年の雰囲気になってまいります。今年はどんなことに取り組もうか、何をしようかと考えを巡らせている方もいらっしゃることと思います。そんな折、私はふと今月の浄土宗カレンダーが目に入りました。そこには『今できることを少しずつ』と在りました。
先日私の知り合いの方が、ある会で登壇され、ご自身のことをイキイキと発表されている姿を目にしました。内容もさることながら、その方のイキイキとした雰囲気が非常に印象的で感銘を受け、自分もそう在りたいと思いました。
そこで、私には何ができるかなと自分に向き合った時に、この『今できることを少しずつ』の言葉が響きました。そう、背伸びするでもなく、自分の心がしっくり来ること、イキイキとできそうな事をできるところから少しずつやればいいのだなと教えていただいたように思いました。私からすると朝晩に本堂で手を合わせることや、愛犬と散歩をすることがまずできる事だと感じたので、これからもそれを楽しく続けて行きたいと思ったことでした。
どうぞ皆さんそれぞれに今できること少しずつ、ご自身の心が喜ぶように続けて行かれてください。今月も如来さんのお護りをいただきながらなむあみだぶつと手を合わせ、明るく軽く参りましょう。
なむあみだぶつ
西方寺住職
2023. 2.1 65号