こんにちは。3月を迎えました。境内はまだまだ雪の山、子供達がそりすべりをしています。そんな中でも少しずつ春の息吹を感じる頃となりました。
昨年の4月より土曜日曜の午前11時45分から5分間、『平和の祈り』をさせていただいておりました。これは、その時間に境内にいらっしゃる方にお声がけして、一緒に本堂前でお念仏を唱えながら世界の平和を祈るというもの。ありがたくもその呼びかけに毎回多くの方が参加してくださいました。
冬の間はお休みしていましたが、暖かくなってきましたので2月の中旬から再開をさせていただきました。時に法要中に北風が吹いて飛ばされそうになったこともありますが、それでもみなさんが一緒に手を合わせてくださいます。
約5分のおつとめの後、振り向くと、そこにはたくさんの方の姿があって、毎度私自身もなんとも言えないありがたい気持ちにならせていただきます。こうして多くの方と一緒に祈ることは目には見えませんが一人で祈る時とは違う大きな力を感じます。この法要再開で改めて手を合わすことの大切さを感じさせてもらいました。
今月11日は震災から丸12年、十三回忌を迎えます。改めて多くのみたまに手を合わせると共に、日頃の何気ない当たり前のことにも今一度目を向けて、感謝して過ごさせていただきましょう。3月もなむあみぶつと手を合わせ如来さんのお護りをいただきながら明るく軽く。
なむあみだぶつ
西方寺住職
2023. 3.1 66号