おはようございます。
観音さまの蓮の花が、今綺麗に咲いています。見るたびに心を癒してくれます。
さて、これを書いている今日は9月7日。毎月7日はここ定義如来西方寺のご縁日にあたり、五重塔がご開帳されています。
私は毎月7日、五重塔にてご開帳のおつとめをさせてもらい、そしてお茶席『やすらぎ』にある仏様をお参りし、その後山門から入って、境内に祀られているたくさんのお地蔵さまや観音様、神社などを順番にお参りします。
毎月このお参りをしていると如来さまから普段は気が付かない色々なことに気がつかせていただきます。私にとって、このお参りはとてもありがたく、毎回非常に心楽しいひと時です。
ちょうど今日は青空で、風がそよぎとても過ごしやすい天候になりました。各所で自然の木々が緑に満ち溢れ、日の光に照らされてキラキラとしています。まるで何かこちらに話しかけてくるようにも思えます。草の間から出てくる虫や池を悠々と泳ぐ鯉からも、自然の恵み、地球の偉大さ、慈愛のようなものを肌で感じました。それとともに生かされている自分もその地球の一部なのだなと改めて気づかされました。
このお参りが終わると毎回、なんとも言えない豊かな気持ちになります。普段の生活での困りごとがとても小さなことだったようにも感じます。如来さまのお護りとともに、それぐらい自然の恵みは有難いものなのですね。
我々の生活の中でもぜひ時々自然を感じてみましょう。きっとそれぞれに何か気がつくことがあることでしょう。我々も大切な自然の一部なのですから。
どうぞ今月一ヶ月間も如来さまに手を合わせなむあみだぶつとお唱えし、心かるく明るく参りましょう。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2020.9.7 36号