こんにちは。今日から10月、衣替えの時期となりました。山門を入って両脇にある紅白の百日紅(さるすべり)が今きれいに咲いています。40年以上も前から境内にあり参拝者を見つめてきた木々、なんともありがたい思いがします。
さて、先日、ここ定義のお寺では、インターネットでつながる念仏会の行事に初めて参加をさせていただきました。大本堂にカメラを設置し、世界のお寺さんとつながって、お互いの様子や音声を聞きながらお念仏をするという毎年行われている行事です。私たちが参加した夕方の時間はちょうどネパールや台湾のお寺さんと一緒になり、その様子を感じながらお念仏をさせていただきました。とても不思議な感覚でした。
インターネットというのは電波に乗せて我々の様子を配信するわけですが、我々の『祈り』もまた、電波のような目には見えない『祈り』の周波数に乗って仏様やご先祖様とつながるのだろうという事を感じます。ちょうど先日、同じ宗派の和尚さんが書かれた古い本を読んでいましたらまさにこの周波数について触れられているところがあって、なんとも合点がいく思いがしました。
そう言ったことも今後、時代が進めばより解明されていくのではないかとの思いがした今回の念仏会でした。
いずれにしましても、如来さまは常に慈愛の光で私たちを見守ってくださっています。今月も手を合わせながら、それぞれの今を、こころ明るく軽く参りましょう。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2020.10.1 37号