新年明けましておめでとうございます。定義は雪とともに、白いお正月となりました。お寺では年末からお正月に向けて様々な準備、除雪作業がほどこされ、たくさんの方のおかげさまでお正月を迎えることができました。
さて、昨年はそれぞれに、色々な意味で大きな変化を迫られる年となったのではないでしょうか。まさに自分もその一人です。
私は自分の外で起きてくること、ニュースやら情報を見聞きして、不安や恐れの心が湧いてくることに、ある時気がつく瞬間がありました。
そんな時はいつも仏前やその場にて手を合わせ如来さんになむあみだぶつと唱えるようにしています。そうすると心が自分の外側で起きていることではなく、如来さんの方を向いて、見護っていただいているというなんとも穏やかでありがたい気持ちになり、物事を冷静に見る事ができます。
今年2021年も色々な出来事がある事でしょう。そんな時こそ手を合わせ如来さんに依(よ)りながら、その時々で気づかせていただいた事や、自分がやりたいと感じたことを素直に行動に移していく事が大切だと思います。
どうぞ今年も如来さんの慈愛の光に包まれて、皆が安穏(あんのん)でありますように。顔は明るく心は軽く進んで参りましょう。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2021.1.1 40号