おはようございます。7月に入りました。山門から見える天皇塚のアジサイが綺麗に咲いて見事です。
先月末には五重塔の池そうじを、お寺の青年会の方々やご縁の方がしてくださり、大変きれいになりました。心なしか鯉たちも元気に泳いでいるように見えます。感謝です。
今回は『ちょっとした一言』というお話です。
先日、以前から行ってみたいと思っていた、とある神社に参拝しました。参道の階段を登り、本殿前にて手を合わせていると、中から神職の女性の方が出てきてくれて、『ようこそお参りくださいました。』と私に声をかけてくださいました。その言葉になんだかとても暖かく、嬉しい気持ちになりました。その後もお参りされる方がいる度に、お声がけをされていました。ちょっとした一言なのですが、人の心をこんなにも豊かにするのだなと思う体験でした。
普段生活していると、何気なく発している言葉が誰しもあります。日本には言霊(ことだま)という言葉もありますが、自分の発する言葉にはすごい力が秘められています。その自分の言葉に少し意識を向けてみて、自分も人も気持ちが良くなる言葉を発していけたら素晴らしいですね。その中でも『ありがとう』の感謝の言葉は自分も周囲も豊かな気持ちにしてくれる私オススメの言葉の一つです。
どうぞ今月も、如来さんに手を合わせ、なむあみだぶつとお唱えし、ご自身のお心が喜ぶようなあり方で日々を過ごさせていただきましょう。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2021.7.2 46号