おはようございます。いよいよ今年も12月。年の瀬となりました。定義でも初雪が降り、冬の足音が聞こえて参りました。雪に映える朝日はなんとも言えない清々しさを与えてくれます。
さて、西方寺では冬至前の毎年12月20日に、皆で大そうじをおこないます。私もこの日を目標に、身の回りの整理や片付け、今で言うところの『断捨離』(だんしゃり)をおこないます。
身の回りにはいつの間にか物が溢れ、今の自分にはもう不必要なものもたくさんあることに気づかされます。それをありがとうと言いながら手放していくそんな作業をしています。
すると今まで知らず知らずに場所を埋めていたものがなくなり、そこにスペースが生まれると、不思議とすっきり、心にゆとりが出るようにも感じます。やはりいいと思ったことは、とにかく動いでみる、すぐ実行してみることが肝心ですね。
手放すものを決めると言うことは、自分のまわりに置いておきたいものを選び取ること、今自分が大事にしたいものを再確認することでもあります。
私たちの生活は一日一日、一瞬一瞬の積み重ね、であればやはり自分の心が喜ぶように、身の回りの物事や関係なども一度見直して、整えること、手放すことも大切なことでしょう。
どうぞ年末年始もそれぞれに、如来さまに手を合わせおまかせしながら、心軽やかに過ごさせていただきましょう。良いお年をお迎えください。
今年もほっこり話、お読みいただきありがとうございました。
なむあみだぶつ
西方寺 住職
2021.12.3 51号