御本尊『定義如来』ご開帳祈祷と特別礼拝
11月13日(火)から17日(土)の5日間厳修
定義如来西方寺
⚫ ご開帳と特別礼拝
東日本大震災から7年、西方寺では人々の復興への思いとともに、震災で亡くなられた方の供養を毎回の法要で営み、今日まで約4,000名の故人の供養をさせていただきました。
更にこの先の見えない時代において、お寺として出来る事として、開山より多くの人々のこころの支えとして親しまれてきた平家ゆかりの定義阿弥陀如来(じょうぎあみだにょらい)の前で手を合わせ、その功徳とこころのやすらぎを感じていただく機会を設ける事としました。
本年は、定義の開祖ともいうべき平貞能(タイラサダヨシ)公没後820年の節目の年に当たっております。
西方寺秋祭典のご開帳期間11月13日から17日の5日間に、ご祈祷を受けた方々にこれまでになく間近(約2メートルの距離)にこの如来様を拝していただく『特別礼拝』をさせていただきます。大変貴重な機会につき、お誘い合わせの上どうぞお参りください。
⚫ご開帳祈祷と特別礼拝の申し込み方法
ご祈祷は平日は6回、土曜日は7回営まれます。ご祈祷時間10分前までに寺務所にて申し込みいただき、本堂にて法要を受けていただきます。終了後、特別礼拝に僧侶が内陣の御本尊前にご案内いたします。
ご祈祷料は一願意2,000円からお受けしております。
ご祈祷時間 平日: 8:00 9:40 11:10 12:30 14:10 15:30
土曜日:8:00 9:40 10:50 12:00 13:10 14:20 15:30
⚫ 来年以降の祭典ご開帳日
年号が変わる来年2019年よりこれまで旧暦で行って来た春、夏、秋の祭典(ご開帳)を
新暦でさせていただく事になりましたので合わせてご報告申し上げます。
本尊を間近で拝んでいただく特別礼拝は十年に一度ですので、次回は2028年になります。
これまで 来年より
開山記念日 旧暦1月7日 新暦1月7日
春祭典 旧暦4月6、7日 新暦4月6、7日
夏祭典 旧暦7月6、7日 新暦7月6、7日
秋祭典 旧暦10月6、7日 新暦10月6、7日
*その他の旧暦行事はそのまま行う予定です。
⚫定義阿弥陀如来とは
今から約1300年前中国の五台山にて法照禅師(ホッショウゼンジ)が菩薩様から直々に授けられたとされる霊験(レイケン)あらたかな阿弥陀如来の御掛け軸です。その約400年後、平清盛の嫡男、平重盛(タイラシゲモリ)公の平和祈願により日本へ送献され、その後は重臣平貞能(タイラサダヨシ)公によって大切に守られ定義の地に安置されました。平家断絶の400年の時代も大切に守り継がれ、生きづらさの極限を見た平家落人のこころのよりどころとなってきました。
伊達氏の仙台築城後ようやく交流が開き、その大願成就のご利益は多くの方の知るところとなり東北一円に定義参りの信仰が広がりました。現代においても阿弥陀如来の誓いによって、老若男女、手を合わせ自分を省み、『なむあみだぶつ』と口にとなえてお願いする人ならどんな人の願いも聞き、護ってくださり、年間約100万人の方々が人生の節目に、また大きな願い事を願掛けに参拝されております。
⚫ご祈祷とは
如来様にご自分の願い事を祈る法要です。一年の節目や人生の節目においてお護りをいただく法要でもあります。法要の中で僧侶が住所、氏名、願い事をお読み上げし、如来様にお祈りいたします。