今年も間もなく夏を迎えます。
7月7日は定義を開かれた平貞能公の命日に当たっており、ここ西方寺では古くから、7月6日のお逮夜(おたいや)と7日の命日を夏季祭典として御本尊ご開帳し、その供養を行って参りました。
本年は、この度の新型感染症によりこれまでにない生活の変化を経験することとなりました。世界中で多くの命が失われる現実に直面し、大変心痛く、また無力であることを感じました。その中でも、最前線の医療従者や関係者の方々のご尽力により多くの命が救われても参りました。
西方寺ではこの度のご縁日を迎えるにあたり、微力ではありますが、この度の新型感染症でお亡くなりになられた方々のご供養と共に、医療従事者や関係者の方々への敬意と感謝、そして世界が安寧でありますようにという祈りを込めて、「平和祈願の供養塔」である五重塔をブルーライトで照らす行事をすることといたしました。
定義はちょうどホタルの飛ぶ季節でもあります。どうぞそれぞれに、ご縁に感謝しながら、手を合わせ祈りを捧げる機会としていただければ幸いです。
合掌
西方寺住職
五重塔ブルーライト
期間:7月4日(土曜)から7月12日(日曜)
時間:午後7時30分から午後9時
場所:西方寺五重塔境内
期間中特別な催しはありませんが、五重塔前にてお参りいただけます。